カビ毒(マイコトキシン)検査
カビ毒は人や家畜の健康に重篤な悪影響を及ぼします!
カビ毒は貯蔵穀物等を汚染するカビが代謝産物として産生する毒素の総称でマイコトキシン(mycotoxin)とも呼ばれ、人や家畜の健康に悪影響を及ぼします。
現在100種類以上のカビ毒が知られており、わが国で汚染が起こりうるカビ毒の一部を紹介します。
カビ毒 | 汚染の可能性がある食品 | 産生する主なカビ |
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アフラトキシン B1,B2,G1,G2 |
ナッツ類(落花生、ピスタチオ、アーモンドなど) 香辛料(唐辛子、ナツメグなど) トウモロコシ、乾燥いちじく、ナツメヤシ |
Aspergillus flavus Aspergillus parasiticus |
アフラトキシンM | 乳 | |
トリコテセン類 (デオキシニバレノール、ニバレノール、T-2トキシン、HT-2トキシン) |
穀類 | Fusarium属 |
パツリン | りんごジュース | Penicillium expansum |
ゼアラレノン | 穀類 | Fusarium属 |
フモニシンB1, B2, B3 | トウモロコシ | Fusarium属 |
総アフラトキシン
人の肝臓に発がん性があるとされ、特にB1は最も強い発がん性を有します。
国内においてはピーナッツ・アーモンド・ピスタチオ・唐辛子など、また一部の加工品については輸入時に検疫所や登録検査機関の検査が義務付けられます。
アフラトキシンM
アフラトキシンMにはM1とM2があり、家畜(乳牛)がアフラトキシンB1,B2を含む飼料を摂取することから家畜(乳牛)内で代謝により生成され、主として乳に移行することが知られています。
パツリン
パツリンはアスペルギルス(Aspergillus)属やペニシリウム(Penicillium)属のカビが産生するカビ毒で、農産物の傷んだ部分からカビが侵入してパツリンを生成します。
主にりんごとその加工品、特にりんごジュースで汚染が見られますが、これは落果したものや虫食い・傷がある生食に向かないりんごを利用することが多いためと考えられています。
カビそのものは加熱などにより死滅しますが、カビ毒の中には比較的熱に強く、通常の加工や調理では十分に減少しないものが多く存在します。一度カビ毒に汚染されてしまうと食品からカビ毒を取り除くことは困難であり、食品を通してカビ毒を摂取してしまう可能性があります。 カビ毒を長期間摂取することにより、肝障害・腎障害・消化器系障害を引き起こします。
カビ毒のリスク管理は、穀類や農作物の生産、貯蔵、加工、流通の各段階で求められています。
輸入品(特に穀類・種実類)のカビ毒汚染の可能性を低減させるために、実態把握を目的とした定期検査をお勧めします。

検査項目 | 分析法 |
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総アフラトキシン(B1,B2,G1,G2の総和) | HPLC-FL法 |
アフラトキシンB1 | |
アフラトキシンB2 | |
アフラトキシンG1 | |
アフラトキシンG2 | |
アフラトキシンM1 | |
デオキシニバレノール(DON) | LC-MS/MS法 |
ニバレノール | |
パツリン | HPLC-UV法 |

- 食品衛生法第26条第1~3項の規定に基づく厚生労働省の登録検査機関です。
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コラム

輸入検査において、アフラトキシンの違反事例が多く報告されております。
落花生、アーモンド、ピスタチオ等のナッツ類、とうがらし等の香辛料、乾燥いちじく、ナツメグ、とうもろこし、それら加工品等から検出されております。
(厚生労働省 命令検査の過去5年間の違反事例より)


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食品衛生法 農林水産省通知 |
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厚生労働省が定める業務規程に準じ、食品衛生法の基準に適合する方法で実施しており検査の信頼性を確保しています。(食品衛生法 GLP準拠) |
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